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スウォッチ(Swatch)

バブル経済華やかなりし1990年代初頭に掛けて、日本ではスウォッチ(Swatch)ブームが巻き起こりました。種類の豊富さと手ごろな価格で日本を席巻したブームを覚えている人も少なくないのではないでしょうか。あれから10年以上過ぎた現在、スウォッチ(Swatch)はどのような展開を迎えたのでしょうか?

スウォッチの魅力とは?

スウォッチは、スイスの腕時計メーカーであるスウォッチ社が製造している腕時計です。その魅力は豊富な種類からコレクション性の高さにあり、ブームが去った現在でも相当のコレクターが活動している模様です。

デザインの特徴

スウォッチ(Swatch)の最大の特徴は、ABS樹脂で作られたボディに盤面を組み込んだシンプルなデザインにあります。一つ間違うと大量生産品の安物にしか見えない構造ですが、ボディ部分に様々な模様やイラストを印刷できる所に特徴があります。シンプルな構造で生産コストを引き下げ、ボディの違いで種類を増やすという商業的にもコレクション的にも斬新な発想で腕時計市場を席巻したのです。

スウォッチの弱点

ブームが去ったあとのスウォッチは、「コレクターとブームの火付け役になったファンしか残らなかった」と言えるほどファッション誌などで取り上げられる機会が激減したといえます。スウォッチの人気が急に冷え込んだのは、スウォッチの特徴ともいうべきシンプルさにあったといえます。デザインの多様性による豊富な種類は、逆に言えば「水増し」です。つまり、「安っぽさをごまかすための水増し」と受け取られたことがブーム終焉の引き金になったといえます。

現在のスウォッチの種類

現在のスウォッチ(Swatch)は、本当の意味での多様性を手にしたといえます。ABS樹脂を使用した機種を「オリジナル」と位置付けて、構造や素材などで違いを持たせた機種を展開しています。現在のスウォッチは、次の4種類に大きく分けられます。

オリジナル

スウォッチオリジナルは、従来のスウォッチをベースにした機種です。ダイビング用の「スクーバ」や盤面にセンサーを搭載した「タッチ」、やや大きめの「ジェリーインジェリー」などバリエーションが豊富です。

スキン

スウォッチスキンは、オリジナルよりも薄型の機種です。素肌のような感覚で装着できるのが特徴で、その薄さはギネスブックで認定されています。

スポーツ

スウォッチスポーツは、クロノグラフの搭載や頑丈な作りなどスポーツ向けに仕上げられた機種です。前述のスクーバもこのスウォッチスポーツに分類されることがあります。激しい運動が伴うスポーツの現場で使用することを前提としているため、学生にも勧められる腕時計となっています。

アイロニー

スウォッチアイロニーは皮肉を意味する「irony」と鉄を意味する「iron」を掛けたネーミングを持つ、スウォッチの定義を覆した機種であるといえます。逆に言えば、スウォッチの弱点を克服した機種であるともいえます。スウォッチアイロニーは、スイス時計の堅実さが良く現れた名作であると言えます。

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